「それは、ちょうどよかった。この池には白鳥さんがすきな魚がたくさんいま
  す。 ゆっくりしていらしてください。」
 白鳥はよろこんで、さっそく魚をとりはじめました。
 
やがて、白鳥たちはおなかいっぱいに魚を食べ、みづくろいをはじめました。
カメは、白鳥たちにさっそく 話をきりだします。
 「ぼくはいつもこの池でひとりぼっちです。
  ひとと話をしたいのだけども、へんじをしてくれるひとはだれもいません。
  どうかときどきこの池にきて、はなしあいてになっていただけませんか?」

 気のいい白鳥たちは、こころよくカメのおねがいを聞くことにしました。