次の朝、出かける準備をした王様が出てきました。
すると家来がブルブルふるえています。
おやっ?と思って馬車を見た王様は、みるみる真っ赤になっておこり出しました。
王様の馬車がむざんな姿に変わってしまっていたのです。
ピカピカの馬車はボロボロにこわれ、キラキラしたかざりはビリビリにさかれていました。
「なんということだ!いったいだれのしわざだ!」
王様は大声でどなりました。