カメははじめて空をとぶよろこびで、おもわず声をあげそうになります。 でも、白鳥たちとのやくそくをおもいだし、ぐっと声をのみこみました。 「あぶない、あぶない、もうちょっとで口をひらくところだった。」 カメは心のなかでそっとつぶやくのでした。